人間関係が楽になる医療・福祉現場のコミュニケーション -コーチング思考で"人"を理解するための25の事例-
- 作者: 小薗真知子,井原くみ子,櫻田毅
- 出版社/メーカー: 三輪書店
- 発売日: 2015/12/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
コーチング×医療福祉
ということで購入。
25例の医療や福祉現場でよくある悩みに対して、コーチング的な発想で解決しようという本。
コーチングという概念を体系的に学びたいと思っている人には不向きか。
医療福祉現場に勤める人がキッカケとして読むには良いが、著者が分野の違う3人の共著であり、まとまりがないので注意。
コーチングというスキルが、医療福祉現場でも強力な武器になるということは再確認できた。
コーチ秘伝の「シンプルメソッド」
ゴール設定を行った後の、シンプルな会話を通してコーチングプロセスを円滑に進める方法
「そのゴールを100%とした場合、現状は何%ですか」
「部下の回答」
「その○%の内訳は何ですか」
「部下の回答」(現状把握)
「では、ゴールまでの伸びしろの○%の内訳、もっと伸ばしたいことは何ですか」
「部下の回答」
「もっと具体的にいうとどうなりますか?」
「部下の回答」(ギャップ認識)
「それを、あと5%だけ伸ばすために、すぐできそうなことは何ですか」
「部下の回答」
- できることを承認し、できないこと「伸びしろ」とポジティブに表現する。
- 行動はできるようなレベルで設定するために、「5%」という小さな変化でかまわないという姿勢をしめす。
インプットはそこそこに、もっと現場でコーチング的な発想で取り組もうと思います。