僕はセックスが大好きだ。
それは、最愛の相手との最上のコミュニケーション。
快楽を超えた先にある圧倒的な幸福感。
しかし、セックスはコミュニケーションである以上、やはりそこには「スキル」という概念がある。
そこには前提となる「知識」が必要だ。
多くの男性はどこでその「知識」を得るだろう。
保健体育?
いや、日本の保健体育は相当に遅れている。
ではどこで学ぶのだろう。
それは圧倒的に「AV」だろう。
危険である。
大変に、危険である。
AVを代表とするポルノコンテンツは圧倒的に女性蔑視の「ファンタジー」だ。
AVを教材としてセックスを学んだ多くの男たちが、AVで繰り広げられるあの手この手の傲慢なテクニックを使い、相手を「イカせる」ことに躍起になる。
多くの女性が相手を喜ばせようと感じている「フリ」をする。
悲劇である。
最上のコミュニケーションであるセックスが、一方的な男性の性欲処理や自己満足の世界になってしまう。
学ぼう。
幸いにして、現代は学ぶ意欲があればいくらでも学ぶことができる。
先日紹介したしみけんの教本も素晴らしかったが
あのメンタリストDaiGoがすごい本を出した。
大丈夫かDaiGo?
なんというか本書は読んでいて不安になってくる。
タブーされがちな性に関して、ここまで突っ込んで書いていいものなのかと。
一般的な芸能人にはまず、できない所業だ。
しかし、DaiGoという圧倒的な知名度がある人間が「確かな性知識」発信することに意義がある。
ここでいう確かな性知識とは「生理学的・脳科学的に正しいセックスコミュニケーション」と定義する。
本書はベッドインするまでの性的な魅力の高め方から、本番中のテクニック、事後までを網羅している。
その中でも「本番中のテクニック、知識」に関しては数多くのセックス教本を読んできた僕でも
「なるほどぇ・・・」と膝を打つものが多かった、
DaiGoの書籍はDaiGoの持論というよりも、数多くの研究データをもとに解説しているものが多いが本書もそのテイストが強い。
しかし、ポルノなどのファンタジーでは決して得られない多くの研究結果から導き出された確かな知識は本書を読んで知っておくべきだ。
経験から導き出されたという点では、9000人とセックスしたしみけんにかなう者はこの世にいないだろう。
SHIMIKEN’s BEST SEX 最高のセックス集中講義
- 作者: しみけん
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2017/06/01
- メディア: Kindle版
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(ちなみに 本書ではスローセックスを推奨する記述があるが、これには僕も大賛成だ。
スローセックスではアダム徳永氏の
がおススメだ。
本書を読むと、いかに自分がこれまで自分よがりの自己満ジャンクセックスをしてきたか、猛省せざるをえないだろう。)
最高のセックスをするために、自分を磨く
最後に、13章「セックスがさらなるモテを生む」より、素晴らしい記述を見つけたのでシェアしたい。
DaiGoはセックスに積極的でない草食系男子は問題だと説きます。
・・・恋人を作るための努力をしなかったり、セックスに持ち込むための行動を面倒くさがったりすることで、コミュニケーション能力をはじめとする様々な能力向上の機会を失ってしまうのです。
まさにその通りだなぁと。
現在オナ禁をはじめとする自分磨きに勤しんでいる数多くの男性の目標に「最良のパートナーと出会い、セックスをする」というものが挙げられます。セックスは終わりではなく、相手との仲を深める最良のコミュニケーションであると本書を読めばわかりますが、その過程では多くの努力、行動によって人間的魅力が高まります。そして素晴らしいセックスを追及する過程でまた、人間的魅力が高まっていくのだと思います。
是非、現在パートナーがいる人も、募集中の人も本書を読んでセックスというコミュニケーションを武器にできる男になろうじゃないか!