大雪が降っている。
町中が白く染まり、外出を控える人が多く道路の交通量も少ない。
国道ですら除雪が追い付かず、非常に事故の危険が高まっている。
運転は非常に怖い。いつ滑ってもおかしくない。
僕が住んでいるのは飛騨地方と言って全国的に見ても雪が多い地方だ。
この地方に住むと決めるということは、雪と付き合っていくことを受け入れなければならない。
だけど、時々考えてしまう。
こんな田舎じゃなければ・・・
都会なら快適な暮らしができるんだろうな・・・
相手は自然だ。
どうこう愚痴ったって雪が解けるわけでもない。
モヤモヤしていた時、あることをふと思い出した。
3年前、僕はトライアスロンの舞台に立った。
トライアスロン。
ストイックなスポーツの代表格ともいえる競技だが、僕は挑戦を決意した。
それは、ある一冊の本に書いてあった一文
「障壁が多ければ多いほど、達成したときの感動は物凄いものになる」
トライアスロンはじめました。: フルマラソンより先にトライアスロンを始めてみた、おどろきの体験記
- 作者: 野中秋世(著)白戸太朗(アドバイザー)
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2012/07/13
- メディア: 単行本
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トライアスロンが敷居の高いスポーツだと捉えられる2台用要因として
・スポーツバイクが必要
・水泳
この2つが挙げられる。(実際は以下のエントリーに書いたように誰にもお勧めできるスポーツだ)
特に僕の地域は水泳をする環境としては、お世辞にも整っているとは言えない。
年間を通して通うことができるプール施設は一か所のみ。そこも寡占状態故か、会費が高く、環境も良くない。夏季に解放される市民プール、数か月集中でプール施設を利用し練習した。近隣の海まで1時間かかり、結局本番はオープンウォーター(海や川などの自然環境)での練習は一切せずに臨み、スタートで溺れそうになりながら完走することができた。
僕の地域に住んでいる人でトライアスロンに挑戦する人間はごくわずかだろう。そういった環境から努力して完走したときの達成感は何事にも変え難いものがあった。そして、あの本の一文を身をもって体感することになったのだ。
変えられないことにフォーカスせず、出来ることに集中する
トライアスロンから学んだこと。
それはどんな
・環境に生きていても、環境の捉え方を変え、行動することで道は拓ける
ということ。
環境を変えるという選択肢が一番合理的かもしれないが、そうもできない人はごまんといるだろう。僕も、この地域で生きていくことを決めている。それなら「雪」という環境にブーブー言うことほど非生産的なことはない。
だから、トライアスロンで培った経験で、雪という環境のポジティブな面を捉える練習をしている・・・・
ないかも(泣)
でも挫けないぞ(; ・`д・´)