禁欲主義者からの手紙

オナ禁を中心に禁欲的な生活を通して自己実現を目指すブログです。

自分の可能性くらい

自分の感受性くらいという詩がある。

茨木のり子さんという詩人の方の作品だ。

茨木のり子 - Wikipedia

 

自分の感受性くらい
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志しにすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ 

 

自分の感受性くらい

自分の感受性くらい

 

 

 この「感受性」という言葉を僕は「可能性」という言葉に置き換えて読んでいる。

 

 

今の自分を作ったのは自分の選択。

小さな選択の総和が自分。

自分の境遇を、誰かのせいにしたくなった時、この詩を思い出す。

 

最近は仕事でも周りが敵だらけのように思えて、心底、心がすり減る毎日だ。

こんな時、新卒の時を思い出す。

 

www.stoicman.site

 

今は多分、底なんだ、あとは上がるだけなんだと。

 

自分の可能性くらい
自分で守れ
ばかものよ