現代において、筋トレを行っていないというのは宗教上の理由以外なにかあるのだろうか。筋トレというのは人類に多大な影響をもたらす行為だ。やりましょう。
小学校でのプログラミング教育必修化が決まりましたが、筋トレは大人の必修科目です。やりましょう。
さて、この度こんな1冊が発売された。
著者はリハビリmemoの庵野拓将氏
リハビリmemoでは博士号を持つ庵野氏が筋トレを中心に最新の論文をわかりやすく紹介してくれる人気ブログ。
本書はそのブログの内容をわかりやすく編集して仕上げた1冊。つまり、本書を購入しなくてもブログで事足りる。
私も愛読しているブログだが、本書はその中でも重要なトピックをコンパクトにまとめてくれているので買って損はなかった。
本書を読んで意外だったのは、「筋トレ」というジャンルに関する研究が増えてきたのは最近の事だという。つまり、過去の常識は現代の非常識ということが頻繁にみられるジャンルなのだ。そういった意味で、本書は筋トレに関する最新の知見をアップデートできる1冊。逆に言うと筋トレに関する基本的な知識がない初心者には固い内容かもしれない。
本書は4章構成からなる
【第1章】 これが、科学的に正しい「筋トレ方程式」だ!では筋肥大を起こすうえでの負荷量は?セット数は?休息は?従来の常識を覆す知見が詰まっている。
【第2章】 これが、科学的に正しい「トレーニング」 だ!ではBIG3(ベンチプレス、スクワット、デッドリフト)の科学的に正しいフォームを解説。この3つを正しいフォームで行うことは筋トレライフを邁進するうえでは避けては通れない道。しっかり学ぼう。
【第3章】 これが、科学的に正しい「タンパク質摂取法」 だ!では
これが本書の読みどころの一つ。プロテインは腎臓に悪い?あのサプリは本当に効くの?そういった疑問が晴れる章になっている。
【第4章】 これが、科学的に正しい「筋トレの続け方」だ!では最強のソリューションである筋トレの素晴らしさはわかるが、続くないという人に福音となる章。科学的根拠を用いて筋トレを人生の一部にしよう。
本書はあくまで最新の論文をわかりやすく解説してあるだけで、庵野氏の経験や知見というのは一切述べられていない。個人的にはそこが本書の最大の魅力であると思っている。本書の知識をしっかりと頭に入れたうえで、自分の身体を使って実験していく。これが筋トレの醍醐味だ。
本書を読んで知識マッチョに。そしてボディマッチョへの道を突き進んでいこう!!
PS.著者の庵野さんからリプライをいただけました!!わ~い!!
ブログにてご紹介いただき、ありがとうございます!
— 庵野拓将 (あんの たくまさ) (@takumasa39) March 30, 2019
「本書はあくまで最新の論文をわかりやすく解説してあるだけで、庵野氏の経験や知見というのは一切述べられていない。個人的にはそこが本書の最大の魅力であると思っている」
最高の褒め言葉です!https://t.co/xKEUohVMn3