以前コメント欄で「オナ禁ジャー必読の書」としてある本をご紹介いただきました。
それがこの
ジェフ・オルソン著「スライトエッジ」
実に素晴らしい1冊でしたので簡単にレビューを
スライトエッジ(SLIGHT EDGE)とは?
この本のタイトルである「スライトエッジ」とは小さな側面、つまり「取るに足らない小さなこと」という意味です。
普段僕たちが何かを望むとき、その多いな夢を思い描くのは良いとして、そのために必要な行動が起こせずに日々夢想の毎日。
時間ばかり過ぎていく。僕もその一人です。
なぜ僕たちは行動できないのか。
それはどんな大きな夢・目標でも達成するために必要な行動はとるに足らない、「こんなこと本当に意味があるの?」というものであるため、そのつながりが見出せないということがまずあるでしょう。
さらに現代はコンビニ、スマホに代表されるようにほしいもの・情報がすぐに手に入る時代。
忍耐や継続といった普遍的な成功法則がないがしろにされる時代。そんな時代に慣れ切った僕たちは、すぐに結果を求め、効果がないとあきらめてしまいがち。
著者のジェフは本書で何度もとるに足らない小さなこと、「スライトエッジ」の重要性を説きます。
人生にスイッチなんてありはしない。物事を一気に解決してしまうなんてできはしないのだ。
多くのビジネス書は再現不可能なタイトルで釣っている
多くのビジネス書は
- たった一瞬で人生を変える○○
- 努力しないで人生を変える○○
などといタイトルで読者をひきつけます。この類の本は一種の栄養ドリンクのようなもので、一瞬はやる気が出ますが長続きしない。
そしてモチベーションが下がったら別の栄養ドリンク本に手を出す。その繰り返しです。
しかしこのスライトエッジの哲学はそのような考え方を一蹴します。
本書のキーワードには習慣や、一万時間の法則といった地道な行動の重要性を説くための言葉がたくさん出てきます。
巻末に著者のオススメ本のリストが載っているのですが(これもまたオススメ)、そこにはチャールズ・デュヒックの
習慣の力 The Power of Habitや天才! 成功する人々の法則などが挙げられており、僕の哲学である
「凡人が人生を変えるには習慣しかない」
を見事に言語化してある一冊です。
あなたは思考は現実化するを読んだことがありますか
思考は現実化する
いわずと知れた大ベストセラーですが、そこに記述される目標達成のためのステップ
①目標を紙に書く
②目標に期限を設ける
③それは朝晩一日二回、なるべく大きな声で音読する
というものがあります。
知っている人も多いと思いますがこのステップ
あなたは
実践していますか?
おそらく90%の読者がこの非常に簡単なステップ(スライトエッジ)を実践していません。そして多くの成功者がこのスライトエッジを徹底的に実践しています。
やるか、やらないか。
本当にとるに足らない小さなことが人生を変えるのです。
オナ禁を例にとれば、45っていた時間を別の時間に使うこと。著者のジェフがお勧めするのは「一日10ページの読書」です。それを毎日続ければ3650ページの良書のエッセンスを得ることができます。本書の巻末にもブックリストがあるのでそれを参考にするのもいいですね。
オナ禁ジャーであればこのエントリーを是非目を通してみてください。
脳を破壊する習慣の代わりに、良書を読んで脳を豊かにする習慣にする。それを十年二十年と続けた先には膨大な人生の差が生まれていることは言うまでもないでしょう。
とにもかくにも小さな行動
僕はこの本と巡り合えて本当に良かったと思います。それもこれも、このブログを始めて、そこに寄せられたコメントで紹介していただいた本をすぐにAmazonでぽちった。それぞれが小さな行動であり、とるに足らないことでしたがその行動を起こしていなかったらこの良書にであることもなかったでしょう(true manニキ!ありがとう!)
この本を読めば、スライトエッジの重要性を理解すると同時に、成功のためには馬鹿にされるような小さな行動を積み重ねていけばいいことがわかり、肩の力が抜けた自然体で行動していくことができるでしょう。
オススメです。