本日発売のゆうきゆう、ソウ先生の最新作

マンガで分かる心療内科 依存症編(ネット・スマホ・ゲーム・ギャンブル・ポルノ) (ヤングキングコミックス)
- 作者: ソウ,ゆうきゆう
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2016/11/28
- メディア: コミック
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タイトルに「ポルノ依存」の文字を発見!
これは購入せざるを得ない・・・ということで購入!
素晴らしい1冊でした!のでレビュー
オナ禁に関するものをピックアップしてご紹介します
同じものを見ていてもデジタルとリアルでは大違い!
本書では様々な研究を漫画で面白く紹介しています。
その中の一つに蛍を子供に見せる実験を紹介しています。
・一方はリアル(現実)の生きた蛍・もう一方はデジタルコンテンツの蛍(映像)
するとどうなったか。
なんとリアルな蛍では脳の前頭前野が興奮したのに対し、デジタル情報では血流が低下したのです
これはポルノ依存の人間でも同様に当てはまるといいます。
つまり
リアルな女性の前では「好奇心」や「想像力」を働かせて脳が活性化するのに対し、ポルノ鑑賞中は脳機能が低下する
といえます。結果、生身の女生徒の性行為でのみ立たないEDが急増中だとか。
男性はもともとポルノ依存になりやすい?
クーリッジ効果というものをご存知でしょうか
クーリッジ効果とは「オスは相手さえ変えれば興奮をし続ける」というものです。
… カルビン・クーリッジが大統領だった時の古い小噺がある … 大統領とその夫人が(々に)官営の実験農場を見学した。夫人は鶏舎に来て、雄鶏が何度も盛んに雌鶏とつがっているのを見た。夫人は随行員にその頻度を尋ねたところ「毎日、何十回とです」と聞かされ、「主人にその話をしてやってちょうだい」と言い置いた。さて大統領はその話を聞かされて尋ねた。「毎回同じ雌鶏とかい?」「ああ違います、大統領。毎回違う雌鶏とです」「家内にその話をしてやってくれ」クーリッジ効果 - Wikipedia
つまり無限にポルノが存在する現代では、クーリッジ効果ポルノ依存症を引き起こしやすいということも言われています。
ネット依存症は「デジタル・ヘロイン」
1998年にロンドンのインペリアルカレッジの研究者が行った実験によると、50分間ゲームをするとドーパミンの放出量が2倍になっていたといいます。ちなみに覚せい剤を静脈注射した時、ドーパミン量は2.3倍に増えるといわれています。
この結果から分かるように、ネット依存症は脳に対して、覚せい剤使用に近い状況を作り出していると言えます。さらにそこにポルノという性的なコンテンツが加われば、さらにドーパミンの放出量が増えることは想像に難しくありません。
ドーパミンは本来、何かに興奮したり熱中したりする時に重要になる脳内物質。しかし、それがネットやポルノなどの非生産的な活動で放出されることに慣れてしまうと、仕事や恋愛といった社会的に必要な営みでは分泌されづらくなり、容易にドーパミンを放出できる行為に「依存」してしまいます。
ドーパミンを社会的に意義のある活動で分泌できるかどうかが成功と失敗の分かれ道。ポルノでしか興奮できない脳からの脱却を図るべきなのです。
依存を学ぶ一冊として最高の入門書!
本書はそのほかにも本書はポルノ依存とは切っても切り離せない「ネット」や「ゲーム」依存なども学ぶことができます。
この本の功績は、有名シリーズの「漫画」でこの依存について知り、学ぶことができる点です。スマホ、ゲーム、ポルノ依存・・・これらに当てはまるであろう10代、20代がお堅い書籍ではなく本、ギャグ満載でスラスラ読めるなかに依存脱出のヒントが散りばめられている・・・そんな一冊になっています。
本書は依存というものを学ぶ上ではこれ以上ない入門書!
ポルノやスマホはその行為自体に依存する「行為依存」という領域に。
物質そのもの(ニコチン、アルコール)に関する依存「物質依存」について学べる

マンガで分かる心療内科 依存症編(酒・タバコ・薬物) (ヤングキングコミックス)
- 作者: ゆうきゆう,ソウ
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2016/07/11
- メディア: コミック
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と合わせて読めば、依存の怖さを面白わかりやすく理解できるので是非ご一読を!
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