禁欲主義者からの手紙

オナ禁を中心に禁欲的な生活を通して自己実現を目指すブログです。

ネガティブ感情との付き合い方。

不安・恐れ・恥ずかしい・腹が立つ・・・
こういった感情と皆さんはどう向き合っているだろか。
おそらく不安・恐れという感情は「ネガティブ」なもの認識している人は多いと思う。多くの自己啓発本がこれらのネガティブ感情をいかに克服し、ポジティブな感情を獲得するかを説いたものが多いことからも伺える。

これは半分正解で、半分間違いだ。
今日のエントリーでは、コーチングの勉強として読んでいた「プロカウンセラーの共感の技術」の中で、ネガティブ感情とどう向き合うかついて取り上げた章が秀逸だったのでシェアしたい。

ネガティブ感情には存在理由がある。

 

怖い、恥ずかしい、淋しい、腹が立つ、などは、不快な感情でありますが、単に取り除かれればよいもの、存在しなければいものではありません。それらが一切存在しない理想の人生があると考えるのは間違いで、それらには存在する理由があるのです。 

プロカウンセラーの聞く技術よりネガティブ感情とどう取り組むか

現在進行形でネガティブ感情と戦っている人はこの認識は強く胸に刻んでおくべきだろう。

この先の人生でネガティブな感情がなくなる人生はあり得ないと。

どんな偉人でも、それこそイチローでも、孫正義でも、あなたの業界のスタープレイヤーも、程度の差こそあれこういった「ネガティブ感情」と隣り合わせに生きている、と。

ネガティブ感情から逃避してはいけない。

こういった感情とともに生きている自分を「みじめだ」「屈辱的だ」「不運」感情を「ネガティブ」という表現で認識してしまうことはいかがなものだろうか。ネガティブと表現した瞬間、それらは「良くないもの」「避けるべきもの」という存在になる。そしてどうなるか。この問いに対しての著者の答えを強くシェアしたい。

不快な感情、マイナスの感情、否定的な感情もそれ自体は何ら悪いものではありません。それを感じることがそれ自体で健康を害したり、アタマをおかしくさせたり、心を破壊することはありません。むしろ、そうした感情を感じてしまうと破壊的な結果になると信じ。死に物狂いでそうした感情を避けよう、なくそう、減らそうとすることが、結局は破壊的な結果をもたらしてしまうのです。

ここ。
マイナス感情はあって当たり前。では何がいけないのかというと、そのマイナス感情と向き合うことなく「逃避する」こと。
人前にでると不安になる人が、極力人前に出ることを避けたり、淋しい感情から逃避するために、だれかに依存するように人間関係を作り上げたりすること。これがいけない。一時的には問題が解決する錯覚に陥るが、長期的にはそのマイナス感情を対処する能力は養われておらず、結局破壊的な末路をたどることになる、と著者は説いている。

ではどうするか。

それはそうした感情は人生の当然の一部だと認めること。その感情から逃避するのではなく、味わう。そのうえでその感情を引き起こしている根底の問題に現実的な方法で取り組むこと。人前でに出ることが不安ならまず、実際に人前に出る前に頭でイメージするところから始めるなどから始める。そうしてネガティブ感情に寄り添い、逃げずに向き合っていくほかない。


ネガティブ感情から人間は離れることは一生不可能だ。
それから逃げれば逃げるほど現状は悪くなる。
当たり前に存在すると認め、少しずつ立ち向かっていく。

 

あって当たり前、だという境地、マインドセットをもてるかどうかで人生の問題に対するパワーの総量が変わってくる。もし、現在進行形で悩みがある人の思考の一助に本エントリーが貢献すれば幸いだ。

 

プロカウンセラーの共感の技術

プロカウンセラーの共感の技術

 

 

 

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